投資信託のしくみ
投資信託とは、不特定多数の人からお金を集めてそのお金をファンドマネージャーという運用者がお金を株式や債券、その他金融商品などを購入して投資をおこなうという商品です。
これだけだと、「銀行預金」で解説した、銀行預金と同じような気もしますが、投資信託の場合は運用の成果も損失も全て投資家に帰属することになります。つまり、銀行預金の場合は運用がうまくいってもだめでも預金者はあらかじめ決まった金利がリターンになりますが、当信託の場合、運用成果がよければそれだけプラスになりますし、逆に運用成果が悪かった場合、その損失は投資家がこうむります。
では、投資信託のメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
投資信託のメリット
投資信託のメリットは多数の投資家からお金を集めて運用されるものですから、それだけ沢山のお金が集まります。それにより、運用の幅が広がることになります。
例えば、100万円の投資では分散投資をしようと思っても、なかなか分散しにくいものです。昔から言われている資産の3分割(お金を現金・株・土地の三つに分散すること)をしようと思っても、資金が少なくて難しいです。しかし、投資信託の場合、100万円を1万人から集めれば、100億円になります。これだけのまとまった資金になれば、不動産も株も債券も分散して投資することが可能になります。そして、その運用成果を1万人で割ることになります。
この資産の分散が出来るということが投資信託のメリットの一つです。
次に、専門家の見地から投資ができるという利点があります。投資信託を運用するファンドマネージャーはその道のプロですから、それなりの情報や投資のスキルは高いです。そのため、質の高い投資が可能になります。他にも、例えば私達がインドの株式に投資がしたいと思っても、インド経済のこともインドの企業のことに関しても知識は脆弱です。それをファンドマネージャーというプロに一任することで、大きな失敗をすることがなく投資が可能になります。
それでは、この投資信託という商品はメリットだけなのでしょうか?いえ、もちろん非効率な面もあります。
例えば、投資信託の問題の一つは「手数料が高い」ということです。例えば普通の株式を売買するときの手数料はネット証券の場合売買額の0.1%未満です。しかし、投資信託の場合手数料は2〜3%というものもザラにあります。また、購入時の手数料だけでなく1年ごとに維持手数料というものも見えはしませんがかかっています。
この手数料が高い理由はファンドマネージャーというプロを雇っていることになるわけですからその分費用がかかるのです。
しかし、近年ではノーロード投資信託というような手数料がフリーの投資信託も出回り始めているので、今後は投資信託界でも手数料合戦が始まるかもしれません
投資信託の種類
投資信託には大きく分けて「株式投資信託」と「公社債投資信託」があります。株式投資信託とは運用資産の中に1株でも株式が含まれているものをいい、公社債投資信託とは運用資産の全てが債券または現金である場合を指しています。
このほかにも、投資信託には投資の方針により「アクティブ型」「パッシブ型」「絶対収益型」などがあります。また、テーマを絞った投資信託、例えば日本の株式のみ、アメリカの製薬会社のみ、といったようにテーマを決めた投資信託など沢山の種類があります。これ以外にも投資信託には様々な種類がありますが、ここでは、そういった種類のものがあるんだな。という程度に考えておいてください。
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