信用取引とは

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信用取引
信用取引についてその仕組みやポイント、リスクやリターンについて解説していきます。



信用取引とは
信用取引とは、証券会社からお金や株券を借りて取引をすることで、証券会社に預けているお金以上の取引ができるしくみです。こういうしくみの事をレバレッジというのですが、より資産を効率的に運用することが可能になります。

また、通常の株式取引では株式を買い、その後に売るという流れになりますが、信用取引の場合は売りから入ることも可能になります。

「信用取引とは」では、一般に恐ろしいというイメージがある信用取引についてリスクとリターンの分析、具体的な信用取引のしくみなどを踏まえて信用取引を解説していきます。

信用取引の具体的なしくみ

信用取引とは、証券会社からお金や株券を借りて取引をするものと解説しました。では、具体的にはどのような仕組みとなっているのでしょうか?

まず、信用取引を行う場合、証券会社と通常の口座とは別に契約をする必要があります。また、一定の投資経験や資産の額など証券会社により異なりますが、信用取引口座を開設するには審査が必要になります。

一般に、ネット証券会社の場合審査は比較的ゆるく、逆に対面型の証券会社の場合審査は厳しめです。


さて、信用取引はまず証券会社に「保証金」と呼ばれる担保金を預けます。そして、そのお金を担保として、証券会社からお金や株券を借りて取引を開始するのです。

この必要な保証金は証券会社の口座に預けている現金や株券などがそれにあたります。ただし、株券を担保とする場合所定の掛目をかけた額が保証金相当額となります。例えば、一般の株式の場合80%の掛目になります。時価100万円の株式の場合80万円分の担保価値があるとみなされます。(株券を信用取引の保証金とした場合でもその株式を売却することは自由にできます。)

信用取引の最低保証金維持率は30%(2006年7月現在)ですので、例えば、100万円分の株券を保証金としている場合

100万円×0.8(掛目)=80万円

80万円(保証金)÷0.3(最低保証金維持率)=266.6万円

となり、合計で266万円分まで信用取引で株式を売買することができます。
保証金として差し入れている株式(100万円分)まで含めると、100万円の資産で366万円の株式の取引ができることになります。

つまり、約3.6倍の取引が可能となるのです。100万円というお金で366万円の取引ができる。このように預けているお金以上の取引ができることを「レバレッジ(てこ)」をかけるといいます。

例えば、保有株が10%値上がりしたら、100万円の投資では10万円の利益ですが、信用取引を利用していたら、36万円の利益となり、100万円に対して36.6%の利益が出ることになります。それだけ資産を効率的に運用できていることになります。

しかし、逆に、10%値下がりした場合はそれだけ損失がでることになります。また、上記の例の場合28%以上値下がりしてしまうと、元本の100万円以上の損失が出てしまう可能性があります。

通常の株式売買では、投資額以上の損失はでませんが、信用取引を利用する場合損失が元本を上回る可能性があるのです。このことが、信用取引は怖いというイメージを与える理由でしょう。


ですが、信用取引は上手に利用すれば、より資産を効率的に運用できる一つの手段です。しっかりとしたリスクマネージメントをすることで、信用取引のリスクは軽減することができます。

信用取引のリスクマネージメント

前節で信用取引にはリスクマネージメントを行えば、怖いものではないと解説しました。そこで、信用取引に関するリスク軽減のための方法をまとめておきます。


  • 維持率は高めに
    信用取引は自分の資産以上の取引ができる手法です。そのため、自分の資産と勘違いしないことが大切です。前節の例でいうならば、維持率は70〜100%程度に抑えておくことが大切です。そうしておくことで、もしも保有する株式で損失がでても、元本を割れるリスクは大幅に軽減されます。


  • 自分でルールを必ず決めておく
    信用取引ではルールを必ず決めておきましょう。例えば、10%以上の損失がでたら損切りをする。というようにしておくことです。また、利益が出た場合も利益を確定させるルールを決めておきましょう。
    ちなみに、このルールを決めておくというのは、現物取引のみの場合でも決めておくのが良いということは言うまでもありません。


  • ポートフォリオを工夫する
    想定外のことに備えるためにポートフォリオ(自分の資産割合)に工夫をしておきましょう。例えば、為替は株式相場に大きく影響を与える要因ですが、円高がプラスになる企業とマイナスになる企業の株式を両方もっておくことで、為替の変動によるリスクを軽減することができます。

    また、同じセクターの株式を買ったら、同一セクターの株を空売りしておくなどが考えられます。なお、この場合、割安と思える株を買い、逆に割高と思える株式を空売りしておきます。これをロングショート戦略ともいいます。



信用取引の特徴

信用取引の特徴では、信用取引に関連する各種用語の解説や取引のしくみについて解説していきます。


   |-信用取引の費用
   |-空売りとは
   |-逆日歩とは
   |-追証とは


上記のように、信用取引には通常の株式売買(現物取引といいます)と異なる点がいくつかあります。しっかりと信用取引について理解をした上で信用取引を始めていきましょう。


株式投資講座-基礎-
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